西上州(群馬) 立処山(730m) 2020年1月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:59 車道−−8:38 鍾乳洞入口−−8:48 立処山 8:51−−8:58 鍾乳洞探検 9:11−−9:25 車道

場所群馬県多野郡神流町
年月日2020年1月12日 日帰り
天候薄曇
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無鍾乳洞入口より上部は急傾斜部分があり、冬季は滑落注意
山頂の展望絶壁上なので良好
GPSトラックログ
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コメント地形図記載ではないが日本山名事典記載の山。地形図を忘れたが登山道があるため無事に登れた。山頂直下北側は絶壁だが登山道は絶壁西側の斜面を登り、山頂付近も南側は安全地帯なので山頂まで比較的安全に登れる。絶壁基部に鍾乳洞入口があり帰りに立ち寄ってみた。横ではなく下に延びていて深追いすると登り返しが大変なので適当に切り上げた。鍾乳石はなくゴツゴツした表面が目立った




登山口近くの駐車余地 登山口の案内
車道から西へ曲がり畑を横断 畑の西端に害獣除けネットあり
鍾乳洞があるらしい 石灰岩の転がる地帯は道が薄く分かりにくい
倒木 標高650m付近
標高690m付近から見た山頂北側の大岩壁 標高690m付近で岩壁基部に達する
岩壁基部の案内標識。鍾乳洞は帰りに立ち寄ることに 岩壁基部に沿って登山道は右へ
標高720m付近。落ち葉で滑りやすい 標高730mで尾根に乗る
山頂西側の730m峰への登り 720m鞍部の標識
720m鞍部より先は石灰岩の岩場。直登は崖 登山道は東へ斜めに上がっていく
立処山山頂 山頂から北側の神ヶ原集落を見下ろす
山頂から東側の展望
山頂から北側の展望
鍾乳洞入口が分かりにくい。岩壁基部を東へ行き過ぎた 標識のすぐ横が入口。岩の隙間
唯一の鍾乳石っぽい岩 蝙蝠が冬眠中
石筍? でもあまろ丸くない いくつも枝分かれしている
鍾乳洞は下へと伸びているので登り返しが大変 登山口に戻る


・山名は「たとろやま」。地形図記載ではなく日本山名事典記載の山。名前を聞いたことがある山だと思ったらネットで軽く調べたら登山道のある山だった。登山道は北東側の三津川集落から延びている。

・地形図を見ると山の西側の烏頭沢沿いに林道が伸びており、これを使えば車で標高を稼ぐことが可能。林道で標高550m付近まで上がり、630m鞍部に突き上げて尾根を北上することにした。

・林道入口は平原集落にあるが、入口から100mほどで林道は通行止め。ここも昨年の台風の影響で林道が崩れたらしい。特に沢沿いの林道は被害を受けやすかっただろう。こうなると素直に登山道を上がるしか選択肢はなく三津川集落に向かった。

・三津川集落手前の神流川沿いの道に入り、川沿いから左に曲がる箇所に駐車余地あり。登山口はこのすぐ先で、車道がヘアピンカーブするヘアピンの頭で畑のある西に入る。案内標識が無ければ畑の農作業のための道にしか見えない。

・畑を通過すると害獣除けネットあり。しかし壊れかけていてドアを開閉するまでもなく通過できた。今は冬で畑には作物は皆無で害獣の被害も無いので放置状態なのだろうか。

・農地から先は植林斜面で「立処山鍾乳洞」の看板あり。鍾乳洞がどこにあるのか知らないが、登山道の近くにあるようならば帰りに立ち寄ってみようか。

・登山道は植林斜面をまっすぐ登るのかと思いきや、西に向かい気味に斜めに上がっていく。鍾乳洞があるだけに石灰岩が目立つ場所があるが、岩が多い場所は足跡が残りにくくルートが不鮮明。初心者だと道を外してしまいそうだ。先人の残した目印が大いに役立つ。

・石灰岩の転がる地帯を過ぎて普通の地面の斜面に変わると道がそれなりに明瞭になるが、落ち葉に埋もれてこれまた分かりにくい。明瞭な尾根があるわけではなく広い斜面をまっすぐではなく斜めに登っていくので、どうも調子が狂うルートだ。大きな倒木があるし、標識類はいかにも古そうで、あまり多くの登山者が訪問する山ではなさそうだ。周囲には登山者の姿は見えない。

・やがて上方に石灰岩の大岩壁が登場。あの上が山頂らしいが岩壁は登れないので登山道は右(西)を巻くのだろう。

・標高700m付近で大岩壁の基部に到着。案内標識があり右は立処山山頂、左は鍾乳洞だった。鍾乳洞入口までどれくらいか書いていないが、近いようなら帰りに立ち寄ることにしてまずは山頂へ。落ち葉で滑りやすい急な道を相変わらず斜めに登っていく。トラロープのフィックスロープあり。

・標高730mでやっと尾根に乗る。ここで登山道は左(東)へ曲がる。

・地形図だと立処山山頂部は2つのピークがあり、等高線の形状からして西側の730m峰が山頂のように見えるが、実際にはこちらは小さな偽ピークで、東側のピークが明らかに高い。こちらが石灰岩の岩壁のてっぺんである。

・山頂付近も岩場だが南側は絶壁ではなく立木もあるもう少し緩やかな地形。登山道はそこを通っていて安全に山頂に立てるようになっていた。

・立処山山頂は石灰岩のてっぺんで立木が無く大展望。地形図では岩壁は北側の中腹に描かれているが、実際には山頂直下から大岩壁が切れ落ちていた。このため特に北側は開けている。東には同じ石灰岩の山である叶山がある。こちらは採石場で山頂部は大きく削られているはずだが、立処山から見ると採石場は隠れて見えない。

・大展望を堪能して鍾乳洞へ。標識のある場所から東へトラバースしたが、すぐに道は薄くなり、しかもトラバースできるような棚がなくなって進むのはかなり困難。登山ではなく鍾乳洞への道がこれほど整備されていないはずがないので標識まで戻って周囲をよ〜く探すと標識のすぐ左側(東側)に縦に長い岩の隙間を発見。洞窟入口と言えば馬蹄形をイメージしていたが全く違った。ぱっと見では人がギリギリ入れそうな程度しか隙間が無い。

・ヘッドライトを準備して内部に入ると入口の狭さとは大違いで意外に大きく、立って歩いても頭がぶつからないほど。洞窟と言えば横に延びるイメージがあったが、ここは下へと伸びていた。1か所梯子もあり。全長がどれほどあるのか不明だが、結構な長さ(深さ)がありそうだった。あまり先へ進むと登り返しが大変になるので途中で切り上げて戻ることに。鍾乳石とかたくさんあるのかと思ったらほとんど無く、鍾乳洞という感じがしなかった。

・鍾乳洞に入る前に柏手を打って音で驚かせて蝙蝠を外に出そうとしたが蝙蝠が出てこなかったのでいないと思ったが、天井にぶら下がって冬眠中だった。触っても死んだように全く動かず。掌に入りそうな小さな種類だった。

・鍾乳洞を入口へと上がっていくと明らかに気温が下がっていった。鍾乳洞内部は地熱で気温は0℃以上あるのは間違いない。

・外に出て往路を下って駐車箇所に戻った。帰宅してGPの軌跡を確認したら鍾乳洞に入っている間は記録が途切れて、ファイルが洞窟に入る前と出た後に2分割されていた。

 

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